ICTの積極的な活用を支援します


  
 
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一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第55号)
    http://www.ictm-p.jp/
                          2018/7/19

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【目 次】
 
1.会長コラム『オープンイノベーション体制による働き方改革』

                 ICT経営パートナーズ協会

                        会長 関 隆明 
2.ニュース・お知らせ
 ・協会、分科会の活動報告
  ・協会関連セミナー、その他ニュース
 ・協会会員のセミナー、製品紹介、その他ニュース

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【会長コラム】『オープンイノベーション体制による働き方改革』

               ICT経営パートナーズ協会
                        会長 関 隆明

    今国会の最重要法案と言われた「働き方改革関連法」が漸く成立しました。
   週49時間以上働く日本人は2016年時点で、働く人全体の20%にのぼ
   り、ドイツ、フランスやイギリスと比べ、8~11ポイントも高いといわれて
 います。 更に日本生産本部によると2016年時点の日本の時間当たり労
 働生産性は46ドル、アメリカ、ドイツの3分の2程度にとどまっているそ
 うです。まさに日本の生産性改革は待ったなしの状態にあります。

  このような状況の中、いくつかの積み残しの課題があるとは言え、この法案
  成立を、日本企業が無駄な残業を減らし、時間ではなく、成果で評価する働
  き方に変って行く、大きな転換点にすべきだと思います。

  しかし「ノー残業デー」を設けて直接残業を減らすような、一方的な制度で
  押し切って行くやり方では限界があります。
  大切なのは残業をやらずに済むように、業務内容や方法の実態をしっかり掴
  み、最新 の手段を積極的に活用し、改革して行くことだと思い ます。

  この観点に立って考えてみますと、当協会が今までやって来ている「レガ シ
  ー システムの問題解決と改変支援」、「攻めのIT経営実践支援」、「ビジネ
  ス プロセス・業務設計~超高速開発ツールによる効率的システム構築・運用
  支 援」などの活動は、いずれも働き方改革に通ずる活動だと言えると思いま
  す。

  しかし我が国のシステム開発の成功率は今尚、20数%だと言われています。
  高尚なことをいろいろ考え、欲張った機能を盛り沢山取り込んでいながら、
  エンドユーザーの評価は高くないと言った例が多いのも事実です。

  システムの企画・開発担当者と、それを用いて実作業をする現場の人達との
  距離の大きさが大変気になります。働き方改革は情報システムから得られる
  データや情報を活用し、実作業を行う作業者の作業成果が上がることを目指
  しているわけで、その仕事の質と効率を上げる為の方策や手段の適否を徹底
  的に追求して行くことが重要です。

  当協会では現在「IoT活用支援」と「働き方改革支援」に力を入れ出して居
  り、特に後者については具体的テーマとして「ホワイトカラーの生産性向上
  支援」を取り上げています。前者が製造現場の、後者がオフィスの「働き方
  改革」に大きな影響を及ぼすと考えています。

  このメルマガでは紙数の都合上、「ホワイトカラーの生産性向上」の支援に
  ついてのみ、以下述べてみたいと思います。

  一般のオフィスでは担当者がPCの前で、黙々とキーインを繰り返しながら作
  業をしています。その職場の管理者も“何をやっているのか良く分からない”
  のが普通です。ましてや“働き方を改革せよ”とトップから言われても、“何を
  省き、何をどう変えたら改革になるのか?”さっぱり分からないのではないで
  しょうか。

  これが製造現場の作業者に較べ、ホワイトカラーの作業内容を掴み、改革策
  を考えるのが極めて難しいと言われる所以です。

  そこで当協会は作業実態を掴む為、HPPT社の簡易端末を用いた、ランダムサ
  ンプリング法による測定と、測定結果の整理・ビジブル化を行うJISOUという
  方法を採用することにしました。作業者自身がその測定に参加し、自らその改
  革検討に参加する方法です。今はまだこれを使っての測定の実行はHPPT社に
  お願いする状態ですが、今ITコーデイネータの皆さんに、それを行う資格者
 「JISOU SHIHAN」の資格獲得に挑戦してもらっています。

  この方法で整理され、ビジブル化された測定結果を用いて、改革案を練って
  行くわけですが、一社内だけでそれを全て実施して行けるところは大企業以
  外そう多くありません。
 
  そこで「経営・業務改善コンサルタント」、「ITコーデイネータ」そして基
  幹システムと現場作業を繋ぐ、作業者自身が使える軽便なオフィス業務用パ
  ッケージやRPAなどの自動化ツールの提供ベンダーのSEからなる、オープン
  イノベーション型の検討チームを編成しました。そして「無駄作業の排除」、
  「作業法の改善」、「各種メソッド・ツールの活用による根本からの改革」
  など、顧客と共に多種類のアイデアのぶつけあいを通して、最適なソリュー
  ションを考え出します。

  最終的に顧客が採用する方法やツールを決定し、提供者による使用訓練を行
  い、本番に移されます。そして運用レベルがある一定水準に達したところで、
  再度JISOUによる測定を実施し、改革前、改革後の比較をし、改革の成果の
  評価を行います。

  以上がフルコースとでも言うべき、一連のプロセスですが、ケースによって
  実態調査は不要で、改革したい作業が明確な場合もあると思います。そのよ
  うな場合は直接問題ある作業の改革に取り組むなど、臨機応変に対応するこ
  とになります。

  しかし、個々の作業の改善以上に、作業と作業とのつながりのまずさが効率
  の悪化原因になっていることも多いので、作業者間、部署間、オフィスとオ
  フィスやさらに企業と企業との「つなぎ」にメスを入れることが大切です。
  その結果運用面から見た、上位基幹システムの改善点が明らかになって行く
  ことも期待されます。

  このような支援活動が円滑に進められ、実成果を上げて行く上で大切なこと
  は、「現場の人達との目的の共有」と「多種の人材からなる協創体制の確
  立」だと思います。当協会ではこのような活動に賛同され、参加願える方々
  のご参加を常にお待ちして居ります。

  事務局追記)ご賛同の方は是非事務局 info@ictm-p.jp までご意見を
        頂けたら幸いです。

                              以上

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【ニュース・お知らせ】  

●本年度第3回の経営イノベーション分科会の開催をご案内いたします。

 本年5月23日に経済産業省・特許庁の「産業競争力とデザインを考える研
 究会」の提言として発表されたについて内容を研究します。
 当分科会の以前からの研究テーマである「デザイン経営」とは対象が異なり
 ますが、この機会を通して更に見識を広げたいと思います。

 【テーマ】:「デザイン経営」宣言
 【開催日】:平成30年7月26日(木)
 【場 所】:関東ITソフトウエア健康保険組合
        大久保保健保会館 地下C会議室
   
 【時 間】:15時~17時

 参加のお問い合わせは、栗原宛(kurihara@accs5.co.jp)にお願いします。


●個別受注生産型製造業のBOM管理セミナー

            【主催】日本システムウエア株式会社

 「個別受注生産だから、マスターの整備、BOM管理は必要ない」とお考えで
 はございませんか。

 顧客要件の細分化や厳しいコスト削減要求、各種指令、法令への対応やト
 レーサビリティの強化など、
 製造業における課題が多岐にわたる今、個別受注生産だからこそ、マスター
 の整備やBOM管理が重要なのです。
 本セミナーでは、個別受注生産におけるBOM管理の考え方を、他社事例の紹
 介を交えながら解説します。
 また、個別受注生産であるがゆえのシステム選定、構築時の問題点と解決方
 法についてもご説明します。

【日時】2018年8月7日(火)13:20~16:00(受付開始13:00)

【場所】日本システムウエア株式会社 渋谷ITコア H会議室
    東京都渋谷区南平台町1-1
    https://nsw.smktg.jp/cc/0nzO10b0xls0loWyJ

【費用】無料(事前登録制)

【定員】30名

【お申込み方法】以下のサイトからお申込みください。
 https://nsw.smktg.jp/cc/0nzO10c0xls0loWyK

 


●アクロホールディングスセミナー
 「働き方改革」 × 「クラウドサービス」
 生産性を向上する最適なソリューションの選び方

 4月、総務省より日本の人口が7年連続で減少していることが発表されまし
 た。少子高齢化が顕著にあらわれ、15?64歳までの生産年齢人口が減少
 する中、「働き方改革」を実行して、生産性を向上・維持していくために

  ・多様なワークスタイル
  ・労働生産性の向上

 を、企業としても真剣に取り組んでいかなければならない課題です。

 これを解決するための手段の1つに、クラウドサービスの活用があります。
 ただ、色々なサービス、似たようなサービスがあり、どれを選べばよいのか、
 お悩みの方も多いと思います。

 今回は、セミナーでは、各々のサービスエリアにおいて、どのようなサービ
 スがあるのかご紹介するとともに、それらの特性を活かして、どれをチョイ
 スすれば、自社に適したサービスの導入ができるのかをご支援するクラウド
 シフトコンサルティングのご紹介をいたします。
 
 【日 時】2018年7月24日(火)15:00?17:00ごろ(14:30受付開始)
 【場 所】株式会社アクロネット 大会議室(シャガール)
      東京都中央区日本橋本町14-8-15ネオカワイビル5F
      https://www.acroholdings.com/company/access.php

 【最寄駅】総武快速線「新日本橋」8番出口 徒歩1分
      日比谷線「小伝馬町」4番出口 徒歩4分
      銀座線・半蔵門線「三越前」徒歩4分
      JR線「神田」 南口 徒歩8分
 【参加費】無料(定員:20名 )
        ※事前お申込みが必要になります。

 【定 員】20名限定
       ※席に限りがございます。
       ※定員になり次第、受付を終了させて頂きます。
      お申込はお早めに頂きますようお願い致します。

       ※当日は、筆記用具の他に名刺をご持参ください。

  ◆ お申込み方法 ◆
    以下、URLからお申込をお願い致します。
    https://www.acroholdings.com/seminar/detail.php?id=141


    ◆ 主催・お問合わせ先 ◆
      株式会社アクロホールディングス セミナー事務局
      E-mail:seminar@acro-net.com
      TEL  :03-4530-0001

●人材募集

 ICT経営パートナーズ協会の会員のドリームIT研究所の木村氏から以下の
 テーマに対応できる人材を探して欲しいとの案件がきました。
 まだ正式決定した案件ではございませんが、正式決定から開始までの時間が
 短いので、見切りでの募集となります。

 「話を聞いてみたい」との関心がある方は、sales@dream-biz.jpまで連絡く
 ださい。

 ■テーマ1:現在開発中のシステムの某中央省庁の「運用・保守業務の調達
       仕様書作成支援業務」

                    2018年11月から1月までの期間で5人月程度かけて作成したい。
                    仕様書完成後、週1日?2日の意見招請対応支援が2019年10月まで
                    続く。このガイドに基き2019年11月以降保守運用契約作業に入
                    ることになる。

 ■テーマ2:現在運用中のあるシステムを,OSS化およびクラウド化したい。
       
       そのための作業の洗い出しを行い、調達仕様書作成のアドバイ
       スができるコンサルを求めている。4カ月程度(2019年4月~7
       月)。

 ■テーマ3:eGOVで受け付けた内容(申請書など)の内、自省に関わる内
       容を受け取り、それを自省内各システムに伝達してゆく受付け
       システムを新たに開発する。

       このシステムへの要望および再加工のあり方を調査、分析し、
       開発計画をまとめてゆくコンサルタントを求めている。
       早ければ9月からの参画が可能。

 

 

 

●ICT経営パートナズ協会メルマガ読者様各位

   ビジネスプロセス基本知識有料研修コース(入門レベル)ご案内
                       (有)ファイルース主催
 
  本コースは、SIベンダー様(システムユーザ企業様含む)の営業職位や
 システム技術者様の若年層の方々に製販・在庫・経理・原価等業務知識の基
 礎をご案内することを狙いとする有料研修コースです。

 旧ERP研究推進フォーラムの業務研修専任講師を過去13年間勤めておりま
 した青柳六郎太(元専修大学大学院客員教授、中小企業診断士/税理士)が
 旧フォーラム研修内容を継承して実施しております27科目のカリキュラムの
 復刻版で2018年度上期のスケジュール表を、下部URLをもってご案内させ
 て頂きます。

 生産管理、CRM等一部カリキュラムを除き、講師は、青柳六郎太が担当
 させて頂いております。

 研修料金は1カリキュラムあたりお一人15,000円を御申受けしておりますが、
 コースによっては市販教材のご購入を別途料金でお願い申しあげております。
 
 受講生は、現状ではITベンダー様の営業職、SE職の若年層の方々で、内
 容は業務プロセスの初歩的/基礎的な内容習得を主としております。

  ■直近の開催日:9月以降年間スケジュールはコース案内参照ください
            http://www.a-sol.co.jp/service/business_seminar.html
      2018/07/26(木):販売/購買/在庫移動等基幹系システムから会計システム
          への連携機能提案に必要な会計仕訳類型の知識
          (基幹取引の仕訳パターン定義は基幹系SEの仕事)
      2018/07/30(月):キャッシュフロー計算とキャッシュフロー経営の知識
          (「顧客とICT導入の定量効果を共有し受注促進する
          ための計算パターン」受講後、キャッシュフロー軽鎖の
          勉強が大事だと気付いた方のための研修です)
  2018/08/20(月):製造業の利益管理(原価計算)の必須知識(全経工簿検定
          レベル)
          (「顧客とICT導入の定量効果を共有し受注
          促進するための計算パターン」受講後、製造業の経営管
          理に使うKPIの勉強が大事だと気付いた方のための研
          修です)
  2018/08/22(水):基幹系・管理系のKGI/KPIの定石と要件定義
          (営業が提案書を書くためには最低限知っておかなけれ
          ばならない顧客の経営管理の常識)
  2018/08/27(月):製造業が儲かるための管理会計情報活用術
          (本研修は「顧客とICT導入の定量効果を共有し受注
                                  促進するための計算パターン」受講後、キャッシュフ
          ロー計算の勉強が大事だと気付いた方のための研修です。
          営業が提案書を書くためには最低限知っておかなければ
          ならない顧客の経営管理の常識を学んで頂きます)
  2018/08/28(火):会計ルールの基礎知識
          (管理職に昇格するための最低限の会計知識)
  ■各回共通時間:

   ・開場13:00
   ・開講13:30~17:30

  ■場所:7月26日~8月20日
          NJC本社西新宿5丁目 研修会場
          〒151-0071 渋谷区本町三丁目12番1号 住友不動産西新
          宿ビル6号館11F 日本事務器本社受付ご来場
      8月22日~8月27日
          JR秋葉原駅昭和通口から徒歩5分程度のビクタス(株)
          研修会場
      8月28日
          NJC本社西新宿5丁目 研修会場
          〒151-0071 渋谷区本町三丁目12番1号 住友不動産西新
          宿ビル6号館11F 日本事務器本社受付ご来場

  ■研修資料はPDFでメール配信させて頂いております。

  ■お申込事務は、(株)ATTソリューションズセミナー担当:
     business_seminar@a-sol.co.jpが代行しておりますが、コースの詳
   細は、青柳六郎太(r-aoyagi@kmd.biglobe.ne.jp)まで直接、お問い合
   わせ頂ければ幸いです。
   青柳の電話090-6346-4844です。

  ■コース案内URLは、こちらからお願いします。
    http://www.a-sol.co.jp/service/business_seminar.html

   なお、コースは実施実働5日前に定員5名に満たない場合は中止させて頂
   きます。
 

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