ICTの積極的な活用を支援します


 
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一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第54号)
    http://www.ictm-p.jp/
                          2018/6/20

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【目 次】
 
1.巻頭コラム『イノベーションで改めて問われる経営者のリーダーシッ』

                 ICT経営パートナーズ協会

                       理事 栗原 元教
2.ニュース・お知らせ
 ・協会、分科会の活動報告
  ・協会関連セミナー、その他ニュース
 ・協会会員のセミナー、製品紹介、その他ニュース

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【巻頭コラム】『イノベーションで改めて問われる経営者のリーダーシップ』

               ICT経営パートナーズ協会

                       理事 栗原 元教

  第四次産業革命といわれるように、ビッグデータ、AI、RPA(ロボティッ
 クプロセス オートメーション)、IOTなど一連のITを活用したイノベーショ
 ンの発展はめざましく、そのサイクル(改革の間隔)は年々短くなっている。
 
 しかし、現在進行しているイノベーションは、昔の産業革命やサービス改革
 に見られるような世の中すべての人へ平等に恩恵を提供されるものではなく、
 効用は偏在している。成熟期のイノベーションの成果は、プロセスイノベー
 ションの成果による人件費の削除などによって雇用機会の減少を招き、一部
 ではその陰にある部門の規制を越えた労働を増やすなど働く者にとっては不
 幸を招くこともある。

  今や、イノベーション活動は国策事業として、あらゆる仕事や環境の中で
 施策として取り組まれているが、結果を急ぐあまり誤ったアプローチも多く
 見られる。

 イノベーション活動は他のマネジメントと異なり、分析的アプローチでは事
 は運ばない。従来の組織力を重視したり、どこかの会社のイノベーションの
 成功事例を研究したり、イノベーションを一連の機械的なプロセスとして強
 制し、第三者が作成した「イノベーションプロセスマップ」を参照して行う
 様なイノベーションの多くは意図した成果を上げていない。

  イノベーション活動は、担当者本人能力に負うことが極めて大きく、ヒト
 の持つ創造性、個人的能力、内発的動機付け、行動変化などあいまいな部分
 を駆使することにある。その活動には、多様・多材な能力が求められ、従来
 型の組織階層型は無意味化している。動機付けには、ヒト本来の創造性を引
 き出す必要があるが、効率や生産性を重視するあまり、創造性が抑制される
 傾向も見られる。そのため、企業としては、方向性の示唆、担当者能力の醸
 成、他との連携、環境の提供などを通じて、「個人能力の最大化」が重要課
 題となるが、これらを認識した経営者のリーダーシップの発揮が成功への鍵
 となる場合が多い。

 中小企業ではこの傾向は強く、イノベーションの成否は経営者のリーダーシ
 ップの発揮如何にあると云っても過言でない。イノベーションの必要性を認
 識する経営者は多いが、実際にイノベーションに取り組む中小企業は、中小
 企業の2/3が現状維持もしくは廃業希望という現状から見ると決して多く
 はない。それらの企業の一部には、補助金ありきのイノベーションも散見さ
 れる。

  イノベーションに成功した企業では、2つの特徴がある。第一の特徴は、
 経営者が日頃から他業界を見ていることであり、比較的遠くの業界の事象に
 興味を抱いていることである。

 第二の特徴は、経営者が強力なリーダーシップを発揮している。そして、こ
 のような企業の経営者の視点は、強い意思の経営の下に、その行動様式を利
 益調整型から率先型へと移行している。担当者の動機付けを行って結果を求
 めるのではなく、明確な方針策定から現場の創意工夫や、他社とのオープン
 イノベーションのチャンスの創出に至るまで、自らが率先した行動を取り、
 その役割は、より重く辛いものへと大きく変化している。

 このような経営者の行動を見ると、経営者の強い意思はイノベーションのと
 きだけではなく、日常の行動の中で自然にリーダーシップを発揮している。
 経営者のリーダーシップがイノベーションの大きな成功要因であるからと云
 って、そのときだけリーダーシップを発揮させる経営者をほとんど見ない。

                                以上

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【ニュース・お知らせ】  

●本年度第2回の経営イノベーション分科会の開催をご案内いたします。

 テーマは、「中小企業白書2018」で、生産性向上、IT利活用などの
 キーワードを中心に理解を深めたいと思います。


 【テーマ】:中小企業白書2018
 【開催日】:平成30年6月26日(火)
 【場 所】:関東ITソフトウエア健康保険組合
        大久保保健保会館 地下C会議室
   
 【時 間】:15時~17時

 参加のお問い合わせは、栗原宛(kurihara@accs5.co.jp)にお願いします。


●生産管理システム活用研修のご案内

 参加者から好評をいただいています日刊工業新聞社の「生産管理システムの
 使い方」研修ですが、次は7月18日に東京で5回目を開催します。現状の生産
 管理システムは生産伝票発行機状態にとどまっていて、効果があがっていな
 い。そんな企業の皆様にうってつけの研修ですのでぜひご参加ください。

     https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/1753 

 

●超高速開発コミュニティ 第30回セミナー ご案内

  「超高速開発ツールを前提にした上流設計はどうあるべきか?」

 総会にて、会員の皆様からご要望が多かったテーマで開催いたします。
 参加ご希望の方は、お聞きになりたいことを参加お申し込み時にご記入くだ
 さい。 パネルディスカッションなどで触れてみたいと思います。

【日 時】 2018年7月5日(木) 14:00-17:00 (受付13:30)
【会 場】 神田エッサム1号館301
     http://www.essam.co.jp/hall/access/
 ■ 第一部
  上流工程 各社事例発表(1社20分)
   ・超高速開発で上流工程は従来とどう変わるのか
   ・上流工程での超高速開発ツールのメリットは何か、生産性、品質向上
    にどう貢献するのかを中心に各社からご発表いただきます。

  1.ディービーコンセプト 渡辺幸三 様
  2.INTER-Mediator Directive Committee 新居雅行 様
  3.JBCC 高橋俊夫 様
  4.イノルールズ 白石浩一 様
  5.アトリス 大内隆信 様

 ■ 第二部 パネルディスカッション
   発表者をパネラーに、聴講参加者からのご質問にお答えしたり、高生産
   性高品質な上流工程を求めて討論します。

【参加費】
   超高速開発コミュニティ会員は無料、非会員2,000円(当日徴収)
     お申し込み (事前申し込みが必要です。)

             https://kokucheese.com/event/index/524101/

 

●ICT経営パートナズ協会メルマガ読者様各位

   ビジネスプロセス基本知識有料研修コース(入門レベル)ご案内
                       (有)ファイルース主催

 
  本コースは、SIベンダー様(システムユーザ企業様含む)の営業職位や
 システム技術者様の若年層の方々に製販・在庫・経理・原価等業務知識の基
 礎をご案内することを狙いとする有料研修コースです。

 旧ERP研究推進フォーラムの業務研修専任講師を過去13年間勤めておりま
 した青柳六郎太(元専修大学大学院客員教授、中小企業診断士/税理士)が
 旧フォーラム研修内容を継承して実施しております27科目のカリキュラムの
 復刻版で2018年度上期のスケジュール表を、下部URLをもってご案内させ
 て頂きます。

 生産管理、CRM等一部カリキュラムを除き、講師は、青柳六郎太が担当
 させて頂いております。

 研修料金は1カリキュラムあたりお一人15,000円を御申受けしておりますが、
 コースによっては市販教材のご購入を別途料金でお願い申しあげております。
 
 受講生は、現状ではITベンダー様の営業職、SE職の若年層の方々で、内
 容は業務プロセスの初歩的/基礎的な内容習得を主としております。

  ■直近の開催日:(8月以降年間スケジュールはコース案内参照ください
       http://www.a-sol.co.jp/service/business_seminar.html )

 

   2018/06/29(金):顧客とICT導入の定量効果を共有し受注促進するため
          の計算パターン学習
          (補助金活用も学ぶ)

     2018/07/02(月):物流と物流原価管理の基礎知識
          (製販基幹系システム提案に必要な最低限の常識)

  2018/07/09(月):営業に必要なICT投資効果計算
          (多角的視点でのICT導入定量効果訴求法)

  2018/07/18(水):在庫管理の必須知識
          (基幹系システム提案に必要な最低限の常識)

  2018/07/26(木):販売/購買/在庫移動等基幹系システムから会計システム
          への連携機能提案に必要な会計仕訳類型の知識
          (基幹取引の仕訳パターン定義は基幹系SEの仕事)

  2018/07/30(月):キャッシュフロー計算とキャッシュフロー経営の知識
          (「顧客とICT導入の定量効果を共有し受注促進する
          ための計算パターン」受講後、キャッシュフロー軽鎖の
          勉強が大事だと気付いた方のための研修です)

  ■各回共通時間:

   ・開場13:00
   ・開講13:30~17:30

  ■場所:6月29日
          JR秋葉原駅昭和通口から徒歩5分程度のビクタス(株)
          研修会場
      
      7月2日~7月30日
          NJC本社西新宿5丁目 研修会場
          〒151-0071 渋谷区本町三丁目12番1号 住友不動産西新
          宿ビル6号館11F 日本事務器本社受付ご来場

  ■研修資料はPDFでメール配信させて頂いております。

  ■お申込事務は、(株)ATTソリューションズセミナー担当:
     business_seminar@a-sol.co.jpが代行しておりますが、コースの詳
   細は、青柳六郎太(r-aoyagi@kmd.biglobe.ne.jp)まで直接、お問い合
   わせ頂ければ幸いです。
   青柳の電話090-6346-4844です。

  ■コース案内URLは、こちらからお願いします。
    http://www.a-sol.co.jp/service/business_seminar.html

   なお、コースは実施実働5日前に定員5名に満たない場合は中止させて頂
   きます。
 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご意見・ご質問等は事務局info@ictm-p.jpまでよろしくお願い致します。

なお、メルマガのバックナンバーは協会HP http://www.ictm-p.jp/
にてご覧いただく事ができます。

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