ICTの積極的な活用を支援します

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一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第121号)

    http://www.ictm-p.jp/

                          2024/1/24

 

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【目 次】

 

1.会長コラム『2023年の振り返りと2024年の展望』

 

               ICT経営パートナーズ協会   会長

                          木村 礼壮

 

2.ニュース・お知らせ

 

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【会長コラム】

 

      『2023年の振り返りと2024年の展望』

 

               ICT経営パートナーズ協会   会長

                          木村 礼壮

 

 

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

 

本年最初のメルマガとなりますので、経営とICTの関りを中心とした昨年の振り返りと

本年の展望を中心にお伝えしたいと思います。

 

2023年の振り返りと2024年の展望

 

2023年は、新型コロナウイルス感染症への対応の変化やウクライナ情勢の悪化など、

不安定な情勢が続きました。セキュリティに関する需要の高まりもその一環かと思い

ます。そのような中で、GXをはじめとしたサステナビリティへの取組、量子コンピュ

ータ、次世代通信技術、メタバース等の技術革新も大きな飛躍を遂げました。一番の

衝撃は生成AIの一般化だったと思います。これはICT領域だけの話題ではなく、経営

にも大きなインパクトを与えています。

 

ゴールドマンサックスの調査によると米国では経営の仕事の32%が生成AIにより自動

化される、としており、法務、事務・管理職の仕事の4割以上が自動化される、とし

ております。

 

ちなみに維持・補修及び清掃の仕事は生成AIの影響をほぼ受けません。今まで一番自

動化が難しいとされていたホワイトカラーの仕事を大幅に自動化する手段が手軽に手

に入るようになった衝撃は、今後の社会情勢を大きく変えていくと思われます。ちな

みに、中央省庁でもデジタル庁により、ようやくGaixerを利用した生成AIの検証環境

が構築されました。

 

Gaixerもそうですが、ICT業界でも生成AIを利用した様々なツールが一気に多数出現

しています。とにかく「生成AIを利用しているんだ」、ということを謳っているツー

ルの中にはどのような問題を解決できるのかよくわからないものも多くあるような感

じがします。うまくいっているツールは、生成AIを利用することで、「今までやりた

いことを実装できていなかった機能を生成AIによって技術的ハードルを越えた」とい

うようなツールが多いような気がします。

 

それは、達成したい目的が最初から明確になっていたので、目的達成のためにどのよ

うな手段をとることが最適なのかということで生成AIを利用した結果かと思います。

やはり、目的の明確化と解決するべき問題点の分析はとても大事だということかと思

います。

 

そのような変化の中で、ICT経営パートナーズ協会は、皆様と共に、ICTを活用した経

営変革の支援に取り組んでまいりました。

 

新年に引用されることも多い高浜虚子の句。「去年(こぞ)今年貫く棒の如きもの」

 

年月が流れても変わらない大事な何かがある、そうしたものの存在を示唆していま

すが、協会の持つ「貫く棒の如きもの」とは何でしょうか。人によって様々な見方が

あるかと思いますが、その一部を私なりに表現すると、現場の知恵や経験を基盤にし

た企画展開とそれを実践する人々ということではないかと思います。

 

2024年は、環境変化の加速による経営リスクの増大は2023年以上になるでしょうし、

更なるデジタル化の進展や、量子コンピュータ及び高度化したAIの台頭によるセキュ

リティ攻撃への対応の強化など、新たな課題が顕在化することが予想されます。更に

デジタル系人材の不足も深刻化することが予想され、2025年には日本で43万人のIT人

材が不足するという経済産業省の報告もあります。中小企業においては、去年からの

課題である電子帳簿保存法やインボイス制度への対応もまだ道半ばと言わざるを得な

い状況でもあり、DX推進が叫ばれて久しい今でもDX人材は皆無という企業が殆どでは

ないでしょうか。

 

しかし、変化の時代はあらゆる分野にルールチェンジをもたらし、新しいルールに適

用した企業は大きな進化を遂げ、適応できなければ衰退するかもしれません。生き残

るものは、強いものではなく、変化に適応できるものであり、恐竜のような強いもの

が絶滅してもネズミのような弱いけど変化に強いものが繁栄していくことと同じよう

な状況が起こるのではないでしょうか。

 

協会は、こうした課題に対応するために、皆様と共に、ICTを活用したアジャイル志

向経営変革の支援をさらに強化してまいります。

 

変化に適用するためには、自社の中身が可視化されていなければなりません。見えて

いないものを変えることはできないからです。ICTの活用は生産性の向上や売上向上

以外にも変化に強い組織を作ることにも繋がっていきます。業務プロセスを可視化し

、その中身と結果を素早く把握して迅速な対応を確実に実施するためにはICTの活用

が欠かせません。

 

協会は、皆様がICTを活用した経営変革を成功させるための支援を、以下の3つの柱で

進めていきます。

 

・人材育成- IT人材の育成だけでなく、ITの知見がない人でもデジタルを利用できる

ツール(ノーコード開発ツール、生成AI組込の業務支援ツール等)の実践力養成にも

力を入れていきます。

 

・情報発信- セミナー、ホームページ、記事投稿等により、協会会員の豊富な知見の

共有を行っていきます。

 

・ネットワークの構築- 様々イベント等への参加と交流イベントの企画を進めて参り

ます。

 

最後に協会の活動へのご協力のお願い:

 

協会の活動は、会員企業の皆様のご協力があってこそ成り立っています。2024年も、

引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年が皆様にとって最良の年となることをお祈り申し上げます。

 

                                    以上

 

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★イベントのお知らせ

 

 

2月9日(金)開催の東京商工会議所ぴったりマッチング相談会に

ICT経営パートナーズ協会として出展いたします。

 

 

https://myevent.tokyo-cci.or.jp/detail.php?event_kanri_id=203241

 

 

是非、お誘い合わせの上、ご来場ください。

 

 

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法人会員

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