ICTの積極的な活用を支援します


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一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第59号)
    http://www.ictm-p.jp/
                          2018/11/21

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【目 次】
 
1.巻頭コラム『システム関係者も生産管理の勉強をしましょう』

                        ICT経営パートナーズ協会 理事
             株式会社 ほんま          代表取締役

                          本間 峰一  
2.ニュース・お知らせ
 ・協会、分科会の活動報告
  ・協会関連セミナー、その他ニュース
 ・協会会員のセミナー、製品紹介、その他ニュース

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【巻頭コラム】『システム関係者も生産管理の勉強をしましょう』


                        ICT経営パートナーズ協会 理事
               株式会社 ほんま          代表取締役

                            本間 峰一

 昨年度より日刊工業新聞社や日本情報システムユーザ協会(JUAS)などで、生
 産管理システムの使い方に関する有償研修を実施しています。大手企業から中小企
 業まで延べ150人弱の人に受講していただきました。

 ところが、システムベンダのSEやITコーディネータの受講がほとんどありません。

 生産管理システムは他の情報システムと異なり、導入作業よりも活用が難しいこと
 を特徴としています。それはデータフローだけでなく生産管理ロジックに対する正
 しい理解がないと十分な導入効果を得ることが難しいためです。単なる生産指示書
 や注文書の発行システムであれば生産管理ロジックを知らなくても構築できますが、
 一歩踏み込んだシステム活用をめざすのであれば生産管理ロジックの理解は必須事
 項です。

 たとえば、大半の生産管理パッケージがMRPロジックをベースに採用しています。
 しかし、MRPロジックは、日本に多い受注生産色の強い工場で運用するには無理が
 あることは広く知られています。それを無視してユーザ企業にMRPシステムを押し
 付けてしまうベンダがいますが、それが生産活動に支障を起こしている工場が増え
 ています。

 以前のように自社工場や外注工場に製造余力があった時代は在庫で誤魔化しながら
 でもMRPを使うことができました、しかし人手不足時代の工場はではそうはいきま
 せん。 MRPどおりに部品が手に入らないことで大幅な納期遅延を引き起こしたり、
 製造ラインストップに追い込まれている大企業もでてきています。

 残念なことに日本の生産管理理論研究は30年前にほとんどストップしてしまい、適
 切な日本語参考書がありません(30年前のMRPの本はそれなりに参考になりますが、
 ほとんど絶版です)。そこでこの度『誰も教えてくれない「生産管理システム」の
 正しい使い方』という本を出版しました。

 http://homma-consul.sakura.ne.jp/seisan-teika.pd
 https://www.amazon.co.jp/dp/4526078832/ref=cm_sw_r_fa_asp_Z0ucP.KMRP7J4

 製造業コンサルタントやITコンサルタントの中にも生産管理ロジックを勉強しな
 いで生産管理のコンサルしている人がいます。中にはIoT導入やスマート工場化
 すれば何でも解決できるといったことを平然と語るシステムベンダ関係者もいます。
 そういった人にだまされないための理論武装としてぜひ本書をお読みください。

 さらに深く学びたい方は次回(12月7日)の生産管理システム研修を受講ください。
 https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/2142

 生産管理システムは動いただけでは意味がありません。使いこなしてこそ効果がで
 てきます。

『誰も教えてくれない「生産管理システム」の正しい使い方』目次
 第1章 わが社のシステムは本当に役に立っている?
 1-1 生産管理システムを伝票発行にしか使っていない
 1-2 生産管理システムは購入品の調達だけに使っている
 1-3 生産管理はExcelと追っかけマンが支えている
 1-4 製造現場が指示通りに動いてくれない
 1-5 在庫引当結果が信用できないので使わない
 1-6 わが社には生産計画を作成する人がいない
 1-7 販売管理システムと同じ使い方しかしていない
 1-8 サバ読みが横行してシステムどころではない
 第2章 生産管理データで生産の実態を分析する    
 第3章 生産管理システムは何を変えるか?      
 第4章 MRP生産管理システムが生産の邪魔をする 
 第5章 生産管理システムへの疑問
 第6章 システム活用に向けて気をつけること
 補 章  生産管理システム関連のワンポイント用語説明


                              以上


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【ニュース・お知らせ】

●「APSサミットシンポジウム2018」  ものづくりAPS推進機構(APSOM)主催
                  ICT経営パートナーズ協会協賛
 【テーマ】
  『APSOM2020: -IOT/エッジ/クラウド時代の「ものづくり・ことづくり」-』

 ビッグデータ、モノのインターネット、人工知能(AI)、ロボティクス・プロ
 セス・オートメーション(RPA)、etc/etc、鳴り物入りで数多登場したキーワー
 ド達も、ちょっと落ち着いて、ふと気がつけば、いずれITシステムのどこかの道
 具箱に収まって、出番を待つ体になるのかも知れません。

 「ものづくり」の世界では、いまやすっかり定着した「独のIndustrie4.0、米のII
 C、日のIVI」ですが、I4.0が製造業(Manufacturing Industry)の枠を超えて、全
 産業を横串にしたデータ・スペースでのデータ流通を指向し、IVIは”IVIM”とし
 てインプリメンテーション重視の姿勢を示すなど、それぞれ着実な歩みを進めよう
 としています。

 こうした中、「日本のものづくり」が目指すもの・こと・ひとは何か、APSOMが
 果たすべき役割は何かを、何時に変わらず、いつもにも増して、会場の皆様と共に
 熱く静かに語りたいと存じます。皆様の、ふるってのご参加をお待ちいたします。

 【日  時】  2018年 12月5日(水) 13:15-17:00 (受付開始13:00?)
 【場  所】  機械振興会館 地下3階 研修1会議室
 【人  数】  90名(APSOM会員でなくても参加可能です)
 【参加費】  無料(懇親会参加者は2,000円を予定)

 【プログラム】

  【第一部】
   『APSOM2020: -IOT/エッジ/クラウド時代の「ものづくり・ことづくり」-』
     13:15 - 13:30 開会挨拶 伊藤 昭仁(APSOM戦略企画委員長/シムトップス)
     13:30 - 14:00 基調講演(30分)
          『APSOM2020: テクノロジー、人、そして流れを作るということ』
            APSOM理事長/ESD21代表理事/トヨタ社友 黒岩 惠(くろいわ さとし)
   <休憩>(14:00-14:15)
     14:15-15:00 講演1(45分)
          『IVIプラットフォームの概要とPSLXへの期待』
         IVI理事長/APSOM副理事長法 政大学教授 西岡靖之(にしおか やすゆき)
     15:00-16:00 質疑応答(60分)
  
   『ライトニング・トーク及びディスカッション』<調整中>
    APSOM各委員長
    (伊藤戦略企画委員長、、吉村産業応用委員長、川内教育普及委員長)、
      佐々木副理事長、ほかAPSOMメンバー/会場有志<調整中>

   <休憩>(16:00-16:15)

  【第二部】
   『APSOM活動報告』
     16:15-16:55 委員会活動報告及び今後の計画

   産業応用委員会、MESX-JP、及び会員有志によるライトニング・トーク <調整中>
     16:55-17:00 閉会挨拶 佐々木宏明(APSOM副理事長/横河ソリューションサービ
                        ス)

  【懇親会】17:00-19:30 有志による懇親会を予定しております。
           (懇親会参加費は2,000円を予定)

 ■申し込み方法
  以下APSOMウェブサイトの参加申し込みページよりお申し込み下さい。
  折り返し事務局よりご案内を返信いたします。
      https://apsom.org/contact/application.html

  又は、電子メールにて、以下の内容を明記の上、ご送付お申し込みください。
  折り返し事務局よりご案内を返信いたします。
   ・氏名:
   ・所属企業/団体:
   ・電子メールアドレス:
   ・ご連絡先番号(TEL):
   ・APSOM会員区分:APSOM会員/非会員 (該当する方を残して下さい)
   ・懇親会(参加/不参加):
   ・送信先アドレス:admin-office@apsom.org

 現在企画詳細を継続して進めておりますので、最新情報は以下Webにてご確認くだ
 さい。
     http://apsom.org/events/2018/apssummit2018-info.html


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法人会員

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