ICTの積極的な活用を支援します

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一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第117号)

    http://www.ictm-p.jp/

                          2023/09/20

 

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【目 次】

 

1.巻頭コラム 『「ビジネス向けSNSの活用」という一手』

 

               ICT経営パートナーズ協会   会員

               株式会社Global Runway 代表取締役

               株式会社ワープ・スタイル 代表取締役

                          高山 基一

 

2.ニュース・お知らせ: 今号は有りません

 

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【巻頭コラム】

 

       『「ビジネス向けSNSの活用」という一手』

 

               ICT経営パートナーズ協会   会員

               株式会社Global Runway 代表取締役

               株式会社ワープ・スタイル 代表取締役

                          高山 基一

 

 

企業の事業推進を行う上で重要な販路や新規顧客の開拓。あるいは新規事業の開発や

新たなビジネススキームの構築。貴社ではそれらの対応をどのように進めていますで

しょうか? また、事業を推進する上で必要な人材の採用は思い通り進んでいますで

しょうか?

あるいは企業活動ではなくむしろ自身のキャリア形成や人材価値の観点といったこと

に興味をお持ちの方も多いかもしれません。人材流動化の大きな波の訪れが予見され

る今、TV CM等で盛んに流布されている「キャリアの健康診断」なるものを目的に、

転職紹介サイトへの登録等をお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

 

これらの課題や指向に対し、自社、自身の力だけでは解決できそうにない場合の対応

として、例えばコンサル会社に相談する、公的な斡旋サービスを利用する、また自身

のキャリア価値の確認であれば転職サービスに登録する、といった風に、従来から提

供されている数々の仲介サービスを活用する方法があります。そして、それらの活用

は良好な結果を得ることに寄与するものと考えられています。

 

一方で、仲介業者という第三者に頼らずとも、インターネットとその活用サービスが

発達した現在においてよりダイレクトに、しかもグローバルに必要な企業や人とつな

がる方法があります。それが『ビジネスSNS』の活用です。

 

★ビジネスSNSとは何か

ビジネスSNSは、ビジネスプロフェッショナルがビジネス上のネットワークを構築し、

コネクションを活用して目標を達成するためのプラットフォームです。国内外のベン

ダからさまざまなサービスが提供されており、近年ビジネスコミュニケーションの変

革を力強く担っています。

 

★ビジネスSNS利用の主な利点

・ビジネス機会の拡大: ビジネスSNSの利用により、新しいビジネスの機会を発見し、

パートナーや、顧客とのつながりを得、新たなプロジェクトやビジネス提携のチャン

スを構築するための出会いとコネクション強化の場となります。さらに、業界のリー

ダー、有力企業の役員、専門家といった方々とダイレクトにつながりを持てる可能性

もあります。

 

・専門知識の共有と自己ブランディングの形成:

ビジネスSNSは、業界の最新情報やトレンドを共有する場でもあります。他のビジネ

スプロフェッショナルから学ぶとともに、自分の専門知識、実績、スキル等を開示・

共有することで、企業や自身の価値、業界内での認知度を高めることができます。

 

・ビジネスに役立つ機能の提供:

容易にコンタクトやコミュニケーションを行えるツール、自己研磨のためのコンテン

ツ、さらにレコメンドや広告機能等を有し、私たちの継続的な利用を支援する仕組み

等が整っています。

 

 

一時代を築きつつあるビジネス特化型SNS:LinkedIn

 

LinkedIn(リンクトイン)。もちろん名前は知っているけど使っていない、あるいは

使おうと思ったことはない。よくお聞きする意見です。内容がよくわからない、自身

の回りで誰も使っていない、あまり良い噂を聞かない、等々、ご意見は様々であろう

と思います。

 

そんなLinkedInの生い立ちは意外に古く、2003年に米国でリリースされました。これ

はSNSとしてFacebookより長い歴史を有することを示します。

その後LinkedIn社は2011年に日本法人を設立し日本でも本格的なサービスを開始しま

す。しかしローカライズがチープなことが起因してか日本人のユーザ数はさほど伸び

ず、その間に日本ではFacebookのビジネス利用が進みます。2016年にマイクロソフト

が法人(LinkedIn社)を買収し完全子会社化することにより日本語対応が急速に進み

、日本人にとっても当初より格段に利用しやすいSNSになりました。LinkedInは、情

報収集、ビジネスマッチング、BtoBマーケティング、そしてリクルートといったビジ

ネスの各局面で有効的に活用が可能です。

そして現在、LinkedInは、ワールドワイドで9億人以上の登録アカウント数を誇り、

ビジネスSNSとしては桁違いの巨大なソーシャルネットワークへと育ってきました。

 

これまで日本では、ビジネスで活用するSNSとしてもFacebookの利用が活発でした。

Facebookを活用してビジネスの情報を得たり、会社ページを作ったり、あるいは自身

のビジネス上のアピールを行ったりされていらっしゃる方も多いかと思いますし、そ

れは特に違和感のない行いとなってきました。

ただし、グローバルの視点で見ると、どうも様子が異なるようです。

日本では、例えばビジネスで知り合った方に対し、Facebookでのつながりを申し入れ

ることは少なからず普通にある行為と思います。しかし、海外のビジネスマンに対し

てあなたが同様の申し入れをすると、もしかすると多少怪訝な反応に合うかもしれま

せん。海外の多くの国では、Facebookはあくまでもプライベートのつながりのための

SNSであり、ビジネス用のSNSとしてはあまり利用されていないようです。

 

実のところで告白しますと、かく言う私自身、アカウント登録後約10年程の間、ほぼ

LinkedInの利用をすることはありませんでした。近年インドと仕事の付き合いが増え

る中で、インド側のスタッフやパートナーから依頼を受け日本企業の情報収集やコン

タクトといった局面でLinkedInの利用が必要となってきました。数年前はLinkedInで

日本企業の情報にヒットすることはかなり稀でしたが、近年徐々にではありますが日

本企業や日本人の利用も増えて来たような感触を得ています。

 

日本人のLinkedInアカウント数は昨年300万人を越えたといったところで、これは米

国やインドはもとより主要諸外国の登録者数、あるいはFacebookやX(旧Twitter)の

日本人登録者数に比べてもまだ桁違いに少ない数に留まっています。 昨今の日本で

は多くの事柄でガラパゴス化という言葉を耳にします。LinkedInの利用に関してもこ

のまま低空飛行を続けるのかあるいはそうでないのか。私個人の考えとしては、グロ

ーバル化の潮流にも牽引され、恐らくLinkedInの日本人利用者数はこれから増えてい

くものと思いますし、そのためには活用成功例的な事案等の情報が広く拡がることも

重要であるのかもしれません。私自身、いち利用者として引き続きこのサービスをう

まく活用しながら、今後のすう勢を見ていきたいと考えています。

 

                                    以上

 

 

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