★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ 一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第47号)     http://www.ictm-p.jp/                           2017/11/15 ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 【目 次】 1.巻頭コラム『IT化・IoT化の潮流の中での働き方改革について』              ICT経営パートナーズ協会理事 小林寛三 2.ニュース・お知らせ  ・協会、分科会の活動報告 ・協会関連セミナー、その他ニュース  ・協会会員のセミナー、製品紹介、その他ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 【巻頭コラム】『IT化・IoT化の潮流の中での働き方改革について』 ICT経営パートナーズ協会理事 小林寛三 1.今月(2017/10)は政治の季節である。熱い議論はさておき、経済の目から   一番大事な論点をクールに論じてみたい。他ならぬ「排除の論理」につい   てである。元より政治の世界は、政策的には実際にはそれほどの差異がな   い場合でも、誰がどのような意図で権限を行使するかということになると、   結局は排除の論理が行われるのが常である。意図的に「政敵」や「抵抗勢   力」を作る方が、黒白がはっきりするからである。   しかし、経済の論理はそれとは異なる。市場では、製品は需要があれば、   相手を差別することなく、誰にでも販売するのが原則である。輸出禁止や   許可が必要な場合もあるがむしろ例外である。特に、グローバルな時代に   なると製品情報は世界に流通し、供給先も多様化しているので、消費者側   にむしろ強い選択肢があるので、好ましい相手だけに販売するような市場   政策は、日本の競争力を損なうことになる。 2.日本は、加工貿易を基本として、Made in Japanのブランドで、輸出を行   い、その利益を原材料や中間財の製造拠点に投資するなどして、世界貿易   の中で、国のバランスシートを成立させてきた。ものづくり日本が強調さ   れてきたのもそのような背景がある。 3.しかし、このものづくりも昨今の大きな流れによって抜本的な変化を生じ   つつある。それは、IT化とそれのさらなる強化版であるIoT化の流れであ   る。   IT化は、省力化によって生産効率を高めたが、IoT化は、さらに進んで、   工場のネットワーク化によって需要変化に対応した究極の効率化を達成し   ようとしている。特に、熟練技術者に依存した生産システムが、設計から   生産ライン、在庫管理、販売戦略が徹底的に可視化され、どの時点でのど   の要素を変化させれば、生産や販売が変化するかが即座にわかるようにな   る。   その中でも人の役割の変化が大きい。定型的な業務をIT化する段階から、   むしろ非定型な状況判断をAIが指摘するようになる。囲碁や将棋の世界で   のAIの実力はゲームの世界に留まらない。これからは人間の能力が、AIと   の競争に晒される時代が到来しつつある。その中で、人はAIという範囲は   狭いがやたらと頭の良い部下を使いこなす役割を演じなければならないの   である。 4.今、「働き方改革」が大きな話題になっているが、それは、職場環境や業   務時間短縮も重要なことではあるが、それに留まらず、このIT化・IoT化   の大変化の中での、ものづくりの能力、特に、その生産要素である人間の   能力のサバイバルが問われているからである。   労働時間が短縮することによって生まれた時間は何に使うのだろうか。家   族サービスやリフレッシュが必要なこともあろう。しかし、余った時間は、   人の未来のサバイバルのために使って欲しい。IT化・IoT化の中で、市場   が変化する中で、どのような新たなやり方で人の存在価値を見出していく   のか、そこに焦点を当てるべきである。 5.今後、AIは、ディープラーニングによって、対象となる分野の過去の事例   や現象をくまなく学習し、その論理を理解し、最適解を提示してくる。そ   の深さと鋭さにおいては、人はまず勝負にならない。   しかし、その逆のワイドラーニングともいうべき、対象範囲を拡げた知見   についてはまだ一日の長がある。つまり多様な視点と多様な要素を、中長   期的な視点で現象の本質を理解するのである。市場や顧客の動向調査も同   じである。老若男女や外国人を交えたDiversityが発揮される組織が、意   外と強みを発揮するのは、遺伝子プールにおける多様性と同様に、変化に   対して強いのである。そこには、排除の論理とは逆の包摂の原理が通用し   ている。 6.今回は、排除の論理の意味の連想から、IT化・IoT化の中で、ものづくり   日本の近未来を展望し、広範囲で長期的な視点の中で、異物や異見や異文   化やAIまでをも包摂しつつ、意外な組合せや飛躍を見出す人間の能力にま   だまだ期待しているというメッセージを送りたい。                                以上 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 【ニュース・お知らせ】 ●当協会協賛:APSサミットシンポジウム2017のご案内 『プラットフォームと協働・共創・競争の考え方〜IoT分野での取り組み』                  ものづくりAPS推進機構  【日時 】2017年12月6日(水) 13:15〜17:00                     (受付開始13:00) 【場所 】機械振興会館 6階  6D-1、6D-2、6D-3         (3部屋連結) 【人数 】 90名(どなたでなくても参加可能です) 【参加費】無料(懇親会参加者は2,000円) 第一部『プラットフォームと協働・共創・競争の考え方-IoT分野での各社    の取り組み-』    ・富士通(株)    ・三菱電機(株)    ・横河ソリューションサービス(株)    ・東芝デジタルソリューションズ(株)    ・IVRA/IVI-PRMとプラットフォームに望むもの / 各社との質疑応答                          <調整中> 第二部『APSOM活動報告』 懇親会: 17:15 - 19:15 ニュ―・トーキョー機械振興会館地下3階 ・申し込み方法  以下APSOMウェブサイトの参加申し込みページよりお申し込み下さい。  折り返し事務局よりご案内を返信いたします。         https://apsom.org/contact/application.html ●当協会協賛:ITマネジメント・サポート協同組合セミナーのご案内        『世界のITイノベーションとビジネスへの応用』         〜IoT、AI時代のIT技術の潮流とビジネス環境の変化〜 【日時 】2017年12月7日(木) 18:30−20:30(18:00受付開始) 【場所 】貸会議室内海 2F教室(本館 東京学院ビル)         http://www.kaigishitsu.co.jp/access/ 【参加費】1,500円(割引価格)      お申込み受付後、事前振込み口座をご案内いたします。      なお当日会場でのお支払いは2,000 円とさせていただきます。 【プログラム】   ◆開会のあいさつ   ◆講演 :「世界のITイノベーションとビジネスへの応用」   ◆講演者:(一社)クラウドサービス推進機構 理事長        (財)ソフトピアジャパン  松島 桂樹 様   ◆質疑応答:受講者の皆様のご質問にお答えします   ◆閉会のあいさつ  ※実践力ポイント:ITコーディネータ資格者にはITC実践力1.0ポイント           分を付与します。  ※問合先:ITマネジメント・サポート協同組合事務局 藤田 秀一       TEL:03-6868-5254 携帯:080-3080-9223       もし不在の場合には携帯番号にご連絡下さい。       メール:itms@erp.jp  ※申込方法:次のいずれかの方法でお申込下さい。       ・当組合のHPからお申込:         http://www.itms.or.jp/topics/20171207.html       ・e-mailでお申込:当メールの返信で下記をご記入の上お申し込        み下さい。       ・事前のご質問も受け付けます        ・お名前:        ・会社名:        ・連絡先電話番号:        ITコーデイネータ資格保持者である旨もご記入ください。        また下記の後援団体に所属されている場合には、その旨もご記        入ください。  ※後援: 特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会       東京都中小企業団体中央会       一般社団法人ICT経営パートナーズ協会(ICTMp)       一般社団法人クラウドサービス推進機構(CSPA)       ITCA届出団体ITCイースト東京 ●実務で使える 人工知能AI・マシンラーニングWeka活用セミナーご案内                http://jmenet.com/seminar2017ai/  日本マルチメデイア・イクイップメント株式会社主催(代表取締役 高田守康)   本セミナーで用いるWekaは、AI分野の研究開発や教育分野で利用するため、  ワイカト大学(ニュージーランド)の機械学習研究グループを中心に、オー プンソース(GPL/LGPL)で開発されたデータマイニングツールで、主要な機 械学習アルゴリズムが網羅されているのが特徴です。  さらにデータの前処理や視覚化ツールを含み、近年これらの多機能を使い易 くするエクスプロ―ラ(GUI)が強化され、実用的なデータマイニングツー ルとしても、注目を集めています。  本セミナーは、人工知能AIは知っているが、具体的なデータマイニングの経  験はない、という方を対象にしています。 【日時 】平成29年11月21日(火)および22日(水)                   9時30分〜16時30分(開場9時)      両日とも、セミナー開催内容は、同一です。 【セミナー会場】31 Builedge 飯田橋          東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム3階 【セミナー講師】和田尚之      (工学博士、技術士、一級建築士、専門社会調査 士)          株式会社公害技術センター 環境開発センター長 【受講対象者】 特に次のような方におすすめです。      ・実際に人工知能AIを使ってみたい      ・人工知能AI、マシンラーニングの具体的な活用方法を知りたい      ・仕事で人工知能AIの活用が課題となっている 【実習用パソコン】セミナー当日は、ケーススタディの実習を行うため、パ     ソコンを使用しますので、ご持参下さい(Windows7/ 8.1/     10)。 ご用意頂けない方は、当社までご相談下さい。 カリキュラム構成: 【基礎編】  Wekaと機械学習(Machine Learning)  論理演算をネットワークで次元を変えるという考え方  高次元化のパターン認識のためのルール  人工知能AIのニューラルネットワーク図 【準備編】  ExcelデータをWekaにインポートする準備  人工知能AIのアルゴリズムとWekaが持つ3層化されたアルゴリズム 【実践編】  1.日経平均株価の予測  2.ゴルフのプレイ可否判断  3.ガン臨床データを用いた再発予測 【補足編】  4.Fisher’s Iris:フィッシャーのアイリスデータによる判別  5.アメダスデータを用いた気象予測  本件に関するお問い合わせ先  東京都千代田区内神田1−12−3 翔和内神田ビル5階  電話:03-3259-1841、Fax:03-3259-1840  担当者:森幹恵(miki@jmenet.com)、大津亮也(otsu@jmenet.com) ●超高速開発コミュニティ 第26回セミナー              ユーザー導入事例 テーマは「クラウド」です。 【日 時】 平成29年11月21日(火)18:30-20:30 (開場18:00) 【会 場】 神田エッサム1号館 http://www.essam.co.jp/hall/access/ 【内 容】   ■ 新規サービスを短期で実現!FastAPPだからできた開発事例     SCSK株式会社   ■ JMASのクラウド高速移行事例の紹介     株式会社ジェーエムエーシステムズ   ■ Azure の PaaS を利用しサーバーレスに。クラウドのメリット実例     株式会社三光システム 詳細はhttps://www.x-rad.jp/ をご確認ください。 【お申し込み】こちらからお願いします http://kokucheese.com/event/index/488586/       (事前申し込みが必要です) ●ICT経営パートナーズ協会主催  公的支援制度活用研修説明会:11月28日(火)       詳細説明は以下URLでございます。         http://dreaminstitution.com/educations/ictm-pa.html  内容:「大企業レベルの高付加価値研修を中小企業に」  従来の研修の効果に疑問をお持ちの方も多いと思います。それは、業務と研  修内容の実践が連携していないからです。  本研修は演習を中心にしており、受講生が会社に戻ってからも演習内容を業  務に活かして実践できるように組み立てています。  研修中も業務に活かせる課題を持ち帰り、その成果を次の講座に持ってくる  ことを繰り返します。  また、受講にツールを使用する際には会社にもどってからも研修成果を継続  的に実践できるように3ヶ月間無償でツールを使用可能としました。  業務に成果が出せることを目的に組み立てた講座であり、従前の知識をイン  プットするだけの講座とは一線を画した講座郡を7コース取り揃えました。  この効果の高い研修を助成金を利用して実質無料で受講することができます。  研修の内容及び助成金に関して詳細を説明会にてお伝えいたします。  詳細説明は、      http://dreaminstitution.com/educations/ictm-pa.html ======================================== ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ご意見・ご質問等は事務局info@ictm-p.jpまでよろしくお願い致します。 なお、メルマガのバックナンバーは協会HP http://www.ictm-p.jp/ にてご覧いただく事ができます。 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆