※本メールは当協会の関係者が名刺交換をさせていただいた方及び当協会 主催のセミナー等に申込・参加頂いた方ににお送しています。 メール送信が不要な方は、お手数ですが「メルマガ不要」とタイトルに 記して本メールをご返信ください。 ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ 一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会 メルマガ (第44号)     http://www.ictm-p.jp/                           2017/8/16 ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 【目 次】 1.巻頭コラム『顧客との共創によってもたらす生産性向上』              ICT経営パートナーズ協会理事 栗原元教 2.特集記事 『企業の実務担当者によるExcel(中心)を活用した業務改善、          働き方改革の実現』             株式会社アイエルアイ総合研究所 代表取締役                              内藤 慶一 3.ニュース・お知らせ  ・協会、分科会の活動報告 ・協会関連セミナー、その他ニュース  ・協会会員のセミナー、製品紹介、その他ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 【巻頭コラム】『顧客との共創によってもたらす生産性向上』               ICT経営パートナーズ協会理事 栗原元教  わが国のイノベーション活動は、1970年以降から特に製造業の品質と価格競 争力の向上を目的に、プロダクトや生産プロセスのカイゼンを中心に進められ てきた。その結果、プロダクトは、低価格、品質安定、省エネ化、小型化、多 機能化、デジタル化などの特徴を持ち輸出商品の花形となり、それまでの日本 製=安物のイメージを払拭した。 一方プロセスについては、コストダウンを目的に製造工程の合理化を進め、自 動化やICTを活用した省力化・無人化において目覚ましい飛躍を遂げた。その 成果は、銀行の窓口や駅の出札・改札の無人化、大規模小売店舗でのIT化など 広く社会に応用された。イノベーション活動は、このように労働生産性を示す 公式の分母(労働の投入)と分子(付加価値の獲得)の改革を同時進行的に実 現してきた。  その後、培われた技術の普遍化やそれに伴う途上国産業の出現によって価格 競争力は失われ、輸出の減少や付加価値の低下などの対策で、生産拠点の海外 移転、プロセスの自動化などによって、一部では雇用調整が行われ、求められ る労働の質も大きく変化した。昭和33年に経産省が、「イノベーション」に 「技術革新」の訳語を付けたのが、イノベーションのイメージを狭義に理解し た原因と云われている。 その結果、前述のようにわが国のイノベーション活動の特徴は、製品やその製 造プロセスに対する技術革新を軸とした展開が中心であった。 一方、欧米に比べてマーケットやサービスに対するイノベーションの取り組み 速度は遅く、企業内の間接部門(サービス部門)や特に、サービス提供を主と する業種(サービス産業)のイノベーションは進んでいない。サービス産業で のイノベーションは、2006年頃から学者やITエンジニア等によって、多くは技 術主導型で取り組まれてきた。 しかし、OECDの統計などで見るようにサービス産業の労働生産性は、米国に比 べて半分程度と大企業も含めて極端に低く、改革は進展していない。  サービス産業に限らず、一部の企業では、ICT活用やエンジニアリング技術 の応用によってワンツーワンマーケティングやサービスメニューの拡大、サー ビス内容の向上などに着目して効果を上げ、生産性向上に結び付いているもの の、一般中小企業の顧客対応部門や社内管理部門など、コア部門以外でのイノ ベーションへの関心は、比較的薄いようである。  これからのイノベーション活動は、労働生産性の分母である「労働の投入」 よりも分子の「付加価値の獲得」に着目する必要がある。このことは、品質、 機能、スタイル、デザイン、包装などを対象としたプロダクトイノベーション 活動をさらに強化するとともに、相談、配送、アフターサービスや時間的利便 性の提供などマーケットイノベーション活動を強化させ、ビジネス全体をブラ シュアップして付加価値向上に努めることが求められる。 これは、経営戦略の重点を価格競争力から非価格競争力強化へ移行させること を意味する。消費者の価値観が多様化する中で、顧客ニーズを捉えたオリジナ リティーの高い商品・サービスの開発のためには、長年に亘って蓄積されたIC T活用技術が中心になると思われるが、AI、IoT、5Gなどが加わり、製品開発や マーケット開発を行う際の選択肢が広がり、発想の転換期である。一方、顧客 インサイトの把握は、SNSの普及によって容易に行える環境になっている。 イノベーションの効果を高めるためには、IT系や技術系の関係者だけでなく、 ゼネラルな発想力を持つ生活者の参加によって新たな発案による改革に取り組 む必要がある。それは、新たな効用をもたらす顧客価値の発見のみならず、顧 客対応プロセスの抜本的な改革にも?がる。これからのサービスにかかるイノ ベーションは、コミュニケーションを通じた提供者と顧客との共創によっても たらされるので、そのしくみを構築することが重要である。 以上 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 【特集記事】『企業の実務担当者によるExcel(中心)を活用した業務改善、          働き方改革の実現』  〜部門や個人の仕事の効率が向上し部門の全員の仕事がバランスよく進む〜   ◆セクションで考える 業務改善と働き方改革    ※計画・推進状況・結果を見える化・効率化して共有・推進・管理する   ※マクロ・VBA不要 業務運用と業務プログラムの作成、可視化と共有              株式会社アイエルアイ総合研究所 代表取締役                https://www.still.co.jp/                              内藤 慶一 働き方改革、業務改善、ホワイトカラーの・・・。 このテーマで下記のような事を頭の中に浮かべた方は少なくないと思います。 仕事改善はいつもしているし、今ある知識や経験と人間関係でそれなりに満足 いく状況を作っているし、働き方も特に困っていない。   そんなに必要なの?   業務改善して早く帰れる、楽になる?   働き方改革で週休三日になる?   ホントにそうなるの?   なにをすればいいの?     残業手当どうなるのかな? 働き方改革・業務改善で下記3つの問題のソリューションを実現できると確信 します。 1. 長時間労働が慢性化している事 → 残業、休日出勤なし 2. 人口減少による働き手の不足 →システム化で倍以上の労働人口確保 3. 生産性向上や優秀な人材の確保が必要となっている→キーマンがIT使いに   なれる。 推進ポイント ・直接現場で働いている方々による意見とそのメソッドの抽出、反映。  ※非正規雇用者に対する労働条件の改善とAIやIoT等の技術革新により働く   人の役割やスキルが刻一刻と変化もしています。 ・技術革新もあり、人間の仕事がロボットに奪われるかもしれない。今まで以  上に人の働き方や有能な人材の育成が重要になり、年功序列から実力主義へ  の変化が望まれます。  ※働き方改革を機会に自分のアイデンティを見出しましょう。 ・その他職場の格差を固定化させない教育、人材育成、賃金引上げ、同一労働  同一賃金、給与基準・福利厚生等、長時間労働、高齢者雇用、と ここでは  書ききれない事がまだまだあります。  働き方の違いによる弊害は多くの企業で見られています。たかだか会社は生  活の一手段と思う人も、生きがい・やり がいと思う人、生き方が多様化す  る中、人間が人間らしい健康で安定した生 活が送れる様な社会構造になる  事を願っています。 アイエルアイ総合研究所では1998年からITを活用、Excelの技術程度のリテラ シーで社内システム構築、運用、改善を実践しています。  ※それは今言う業務改善と働き方改革を実践してきた20年といえるでしょう。 当社では【業務改善】と【メンバー役割】で働き方改革らしきものを実施し、 仕事の成果を得られるようにするためにも、できる社員の実力を存分に発揮で きるようにも、働きやすい職場にするため、仕事の仕組み、仕掛け 実務プロ グラムを計画し、「より売りやすい」「より作りやすい」「より働きやすい」 「より管理しやすい」をテーマに仕事・会社プロジェクトをスタートしました。 推進はキーマン(責任者)及び実務者と開発初心者(アシスタント)が担当し下 記を構築しました。  ※仕事の合間をみながら実施。 ◆プラットフォーム構築 「Business Menu」・サーバー・データベース ・グランド・デザイン型 データが一元化され連携できる。 ・製造、販売セクションやすべての業務を業務メニューから実施できるように  する。 ・業務と人(組織)の整合された活動を意識したシステムにする。 --業務の簡素化と効率化   --オフィス業務の機械化   --ペーパーレスや情報共有化   --仕事の成果があがる仕組みの再構築   --サクセスメソドロジーの全員利用  1.言葉、数字をリンクしてExcelに展開するためデータ一元化  2.連携データの掌握等の仕組みとロジックの理解  3.サーバーとデータベース構築、 ◆業務システム構築 「StiLL」  ※Excelは唯一無二のエンドユーザーツール   「StiLL」はExcelプラットフォームのプログラム開発ツール ・業務自動化システムの作成ポイント  1.既作成Excelシート・ブックを元に整理・仕組み、表示、その他改善  2.プログラムはExcel+「StiLL」で作成   ※エンドユーザーで作成可能なもの  3.ふだん実施している業務を、効率よく短時間で成果をあげるシステム     に、     更にそのノウハウを活かした方法を他の人でも実施できるようにする。  4.様々なリテラシーのチームのメンバーが次工程のプロセスをスムーズ    に実施できるように仕組みを構築し、それを活かしながら成果を上げる   以上に注力し、システム構築、運用、改善を実施しています。  人間の内面と外見ですが、内面の外側は外見とよくいいます。それに例える  と業務改善は内面を磨く事、働き方改革はその外見を効率よく発揮できる成  果を得る仕掛けを確かめながら実施、改善することです。 ◆アイエルアイ総合研究所 効果例  当社(当時 社員数2名)で 1998年から現在まで実施しているStiLL体験セミ  ナー(定員6名 3回/月)ですが 以来、マーケティング担当1名(アシスタン  ト1名)で約18年継続実施しています。いままで約5000名の方にご参加いた  だきました。 ※実施成果:IT技術がない業務に慣れていない事務担当が実施可能になりま   した。   ちなみに先月(2017年7月)は東京、大阪、名古屋で約50名の方がStiLL体   験セミナーに参加されました。 ・・・・・・・・・・少ないメンバーで   実施できた実例です。 ◆業務改善のソリューションポイント  最後に 業務自動化や業務アプリロボット化も含めてのITの機能としては  a:すぐに作って b:すぐに直す c:ずっと使える の3つが必須になります。  弊社ではExcel+「StiLL」とSQLServer、「Business Menu」(プラットフォーム  構築)で運用しています。最初に述べましたが、仕事・会社は 「より売りやすい」「より作りやすい」「より働きやすい」「より管理しやすい」 が必須です。   キーマンが必須です   上記のような使えるITが必須です   効果到達基準が必須です 皆様、ITが不可欠な業務改善・働き方改革はその方法は個人のデスクトップに 依存するのではなく、会社・部門のデスクトップを構築する事ですべての業務 開発・改善継続を推進・管理する道具になります。 強い会社が出来れば成功です。                               以上 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 【ニュース・お知らせ】 ●ICT経営パートナーズ協会主催セミナーご案内                ITコーディネータ協会後援  『独立系コンサルタント向け ビッグデータ活用演習セミナー』         (優良顧客から顧問契約を獲得するパターンを修得)  ・料 金: 無料  ・対 象: 中小企業診断士、ITC、及び 士業の方々等独立系コンサルタントの方々。  ・日 程:2017 年 8月20日 水曜日 14:00〜16:00  ・会 場:中央区日本橋公会堂 3号洋室  ・定 員:35名   詳細と申し込みはこちらからお願いします。      http://www.dream-biz.jp/cloud/seminar2016Jun.html 【セミナー概要】  起業後の営業成果の悩みを解消、ビッグデータ解析を利用して、顧客に価値  ある情報を提供しながら、契約を獲得する手法を解説。 経営陣とのアポ取  り、ファースト契約、顧問契約へと導く手順をパターン化しました。実証成  果を含めて解説します。  実験として、この手法を用いて解析スキルが全くない人間が1カ月に3件の  顧客を訪問し、2件の年間契 約(200万円/件)を受注しました。その後に  顧問契約、プロジェクト案件に導く手法を合せて解説します。 『ビッグデータアナリスト養成講座』 ・料 金: 70,000円(税抜)  ・対 象: 中小企業診断士、ITC、及び 士業の方々等独立系コンサルタントの方々。 パソコンでパワーポイント資料作成等基本的操作ができる方。  ・日 程:2017年 9月 21 日 木曜日 10:00〜17:00  ・会 場:中央区新場橋区民会館 5号洋室  ・定 員:10名   詳細と申し込みはこちらからお願いします。      http://www.dream-biz.jp/cloud/seminar_houkokusho.html 【セミナー概要】  ネット上のビッグデータを活用して企業に価値ある情報を提供できる  ビッグデータアナリストを1日で養成する講座です。  ”市場動向”、”競合分析”、”風評調査”等の経営者が求める  情報を自在にレポート化して提案型の顧客企業の開拓ができ、  更に顧問契約が獲得できる方法をお伝えします。  ご興味のある方は、まず、上記の無料セミナーから受講をされることを  お勧めします。 ●日本情報システムユーザ協会(JUAS)有償研修  『業務パッケージ導入に伴うトラブルと回避策』   本間理事がJUAS(日本情報システムユーザ協会)主催のシステムトラブル   に関する有償セミナーで講師をします。講師は3人です。 【開催日時】 2017年8月28日(月) 10:00-17:00    https://juasseminar.jp/seminars/view/4117265  JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、           テキスト込み)【受講権利枚数1枚】  システム開発の外部委託先とのトラブルにおいて業務パッケージの導入に起  因するものが多くなっております。当然、フィットアンドギャップ分析は行  われています。昔から「パッケージはカスタマイズせずに使うこと」といっ  たことが言われてきました。原因はなんでしょうか。システム開発を巡るト  ラブルでは技術的困難を理由とするトラブルは極めて少ないようです。本セ  ミナーでは開発規模にして100人月以上相当の業務パッケージ導入における  問題点を分析し、失敗しない指針を明らかにします。 ●超高速開発コミュニティからセミナーのおしらせ  『第23回 ユーザー導入事例セミナー』  【日 時】 平成29年8月24日(木)18:30-20:30 (開場18:00)  【会 場】 神田エッサム1号館     http://www.essam.co.jp/hall/access/  【参加費】 無料 (今回は非会員の方も無料とさせていただきます)  ◆「第3のプラットフォーム時代に即したUI/UX基盤「nexacro platform」の    ご紹介」          日本ネクサウェブ株式会社       塚田裕毅 様  ◆「今こそ帳票ツールを見直そう! 事例が語るTCO削減の可能性」          ブレインセラーズ・ドットコム株式会社 新庄 正彦 様  ◆「超高速開発ツールOutSystemsのVR分野への適用事例」          アルティテュード株式会社       北野幸雄 様   発表の概要はこちらからご確認ください。   → https://www.x-rad.jp/   お申し込みは下記からお願いします。(事前申し込みが必要です)    http://kokucheese.com/event/index/481985/? 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